理性の極限
電車が遅れてた。
そーなると混むのはもちろんだから、一本目を諦めて空いた二本目に乗ろうと思った。
この考えが、甘かった。
二本目はさらに混み、隙間なく人が詰まってた。
しょうがないからまた次を待とうとしたけど、寒い。
あの駅は風が本当に強いから。
だから、とりあえず通常通り動いている宇都宮線で大宮まで行った。
帰るためには高崎線に乗らなきゃだから。
んで、大宮に着いたのはいいけどホームは人だらけ。
そのあと別のホームと行ったり来たりして結局また二本諦めてなんとか空いた電車に乗って帰ることができた。
その諦めた時、どんどん乗車していく人たちを近くで見ていたのだが、…醜い。
普段ならみんな出る人を待ってから乗車するのに、こう乗れるか乗れないかわからない状況になると待ちきれないのだ。
そうすればもちろん乗る人と降りる人がぶつかる。
その調子で避けようと思えば避けられるホームの人たちにもぶつかる。
まるで雑木林でもかき分けて行くみたいに。
そんな人たちは会社ではちゃんと人間関係の中で生きてるんでしょう。
あの時は理性を失っていただけで。
でも、満員電車くらいであれだけ醜い姿をさらしていたら、生死に関わる状況に陥ったらどーなるんだろう。
テロとか起こったらまさにそれだろうね。
地獄絵図?
人を人と思えなくなるって怖いな。
まぁ自分はそんなときでも冷静に人間観察してるくらいの人ですよ、へっへっへ。
とか思ってんじゃねぇの?こいつ。
って思う人がいるだろうけど、自分はただ満員電車が嫌いでそーゆーめんどくさいことより寒さを選んだってだけです。
妥協人間なんで。
まぁその性格のおかげで醜くもならずに空いた電車で帰ってこれたけど、外に一時間半放置され大変疲れた。
風邪ひかないよな?
あー、眠っ。
今日は机に向かう体力はないようだ。
おやすみなさい。